2016年3月5日土曜日

焼杉の家 上棟

先日とても寒い日に「焼杉の家」の上棟式がありました。

最近では、地鎮祭や上棟式はあまりやらないと聞きます。
確かに形式だけにこだわってやるのはどうかと思いますが、お施主様を見ていると、地鎮祭では土地に挨拶をして、この地に住む事が祝されるようにと。上棟式では工事の安全を祈願し、地域の人に挨拶をして、それまでは「此処にすむのだろう」となんとなく頭では分かっていたのが、「此処に住みます。どうぞよろしくお願いします。」と言う覚悟のようなものが備わっていくように感じます。
昨今、軽んじられる伝承文化ですが、宗教の違いや予算の関係もあると思いますが、節目節目には何か出来たらよいと思います。

家族みんなが集まり、子ども達はおばあちゃんの作ってくれた法被(はっぴ)でお父さんと上棟の儀式にでました。お家の梁と柱は「おじいちゃんの育てた木」を使っています。そうお伝えすると、とても嬉しそうでした。

そして、いよいよ明日はこの家の外壁に使われる焼杉の「焼杉ワークショップ in waranara cafe」が行われます。天気もよいようなので楽しみです。
昨日からお施主様と一緒に焼き始めた焼杉はいい感じで出来て来ています。
外壁として貼られるといい感じになりそうです。

五色の旗が立つとご近所から人が集まってきます。

兄弟でおばあちゃん手作りの法被(はっぴ)を着て、上棟式。

 焼杉を作成中。煙突効果で一気に燃え上がります。

焼杉の様子を見守るお祖父ちゃんとお孫さん