2012年10月28日日曜日

1000本のブルーベリー

好きな物語の中に「サリーのこけももつみ」という絵本があります。

友人がブルーベリー農園を始めると聞いたとき、この絵本がすぐに浮かび 私の楽しみともなっていました。
そして先日、ブルーベリー農園の苗の植え付けの手伝い!?に行ってきました。
小浜の富津という所にあり、到着した時には何処にブルーベリーが植えてあるのか分からない程、その土地と馴染んでいました。そのうち目が慣れてくると  ブルーベリーと雑草の区別がついてきます。
農薬不使用、肥料不使用、機会不使用で 何年も手つかずの雑草だれけの休耕地を人力で開拓しているのです。
昨年500本を植え付け、今年もう500本を植え付けるとの事。全部で1000本のブルーベリー。
植え付け時期は月の満ち欠けによって決めています。
半月から満月になるまでが植物が水を吸い上げる時期だから  植える時期。反対に新月の時期が水が下に下がっている時期だから 剪定の時期。(この時期は山の木を切るのと同じ考え方で納得)と一つ一つ丁寧に説明してくれます。
中村さんご夫妻は一本一本をとても大切に扱い 思いを込めるように植え付けていました。いつもよろこびに溢れて笑顔です。つられてみんな笑顔になります。

来年の初夏、またプリップリのブルーベリーの実が沢山なるのを想像すると サリーのように熊の親子と鉢合わせないように気をつけなくっちゃ と想像が膨らみます。

中村さんのブルーベリーは雲仙観光ホテルのディナーでも出されているそうです。

長崎雲仙 ブルーベリー農園 森のよろこび

1本1本丁寧に植えられた ブルーベリー





2012年10月18日木曜日

山から木を切って


昨年12月に森の木を切りに行った事をブログの中で紹介していましたが、
その後着々と進んでいます。

切った木を春まで葉枯らしさせて、運び出し、製材をしています。
丹精込めて手入れをしている木はとても美しく力強く伸びやかです。

曾爺ちゃんが植えた木を使った家に曾孫が住む。
「7代先の事まで考えて今を暮らしなさい 」とインディアンの教えにあることを本で読んだ事があるけれど、未だ見ぬ者のために植えた木が使われ、未だ見ぬ者の為にまた木を植える。そんな先までつながっている事を意識すると今の暮らし方は変わるのかもしれない。
自然の前では大きな時の流れを感じるものです。


半年程 葉枯らし した木を山から運び出す

「こがん良か木はなかばい そんまま太鼓梁に使わんね」
と製材した木材屋さんが力説するほど。