左がマリアの塔 右が聖霊の塔 |
西坂の26聖人記念館の隣り、フィリッポ教会の事は話しだすと止まらない剛さん。
カメラのフォーカスで定期的に行われている撮影会で今回はフィリッポ教会のモノクロ撮影会を企画してもらい、案内役をさせていただきました。
この教会は剛さんがとても尊敬している建築家の一人今井兼次氏が設計した教会です。
この日もカメラを映す隙も与えない程に話がとまりません。
26聖人というと、胸が痛くなる とか 気持ちが重くなる という言葉をよく耳にします。
終末期医療の先駆者、エリザベス•キューブラ•ロスが「ライフレッスン」という本の中で
「わたしたちひとりひとりのなかにはガンジーとヒトラーが住んでいる。」と表現しているけれど、これまでの歴史をみてもその通りと頷けます。
建物は時として言葉にできないものを形にしたものであり、音楽のようで、詩のようで、森の中のようです。フィリッポ教会の中に入ると このどうにもぶつけようのない気持ち の全てが昇華されてキラキラと輝きだすようです。そして癒されていくような感覚になります。
私達にとって教会は大好きな場所であり、とても身近かなものですが、行きなれない人には敷居が高いようです。長崎と言えば教会ですよね。建築としても教会はとても素敵な場所です。また一緒に撮影会ができたらいいなぁと思います。きっともっと長崎が身近に、そしてまた違う視点で見えてくると思います。
カメラもまた人の気持ちを映し出すものだと思います。その、言葉を超えた 教会×写真 参加された方々の写真、どんな風に写っているのかとても楽しみです。
カメラのフォーカス